久岡 英彦 (順天堂大学総合診療科医師) |
わが家の玄関を開けると、江花先生の描かれた「サン・ジョルジュ・マッジョーレ教会」の爽やかなスケッ
チが迎えてくれる。 まさに、ヴェネツィアの潮風を感じさせてくれる。さらに、ローマの修道院の中庭のス
ケッチが目に入る。
十年を超えるお付き合いの中、江花・中田両先生のご好意に甘え、ローマでは、修道院に泊まらせていた
だいた。ヴェネツィアでは、文豪の集うペンションをご紹介いただき、それぞれ、思い出深い時間を過ごすこ
とができたのである。江花先生の作品からは、その「おすそ分け」をいただいているようである。
順天堂医院のレストランに展示されている作品は、躍動感に満ち満ちており、音楽がほとばしり出るように感じる。 今春の「江花道子滞欧作品展」から、どのような「活力」をいただけるのか、楽しみにしている。 |